ビジネス・ブランド戦略と商標権

商標登録についてのご相談のタイミング

商品やサービスのネーミングが決まってからでは遅いです。

できれば商品やサービスのネーミング案ができたらすぐに専門家に相談したほうがよいでしょう。

私どもにご相談頂く方のほとんどがタイミング的に遅いのが実情です。タイミングが遅いと後から先行商標が存在することが発覚して困難な対応を強いられたり、場合によっては再度のネーミングが必要となって販促品等を全て再発注する必要に迫られたり、と大変な労力と費用が発生してしまいます。

ご相談のタイミングに関連して避けて頂きたい典型例が下記の二つになります。

  1. 商標出願の前にネーミングを公に発表

    先取り出願をするブローカーの餌食になり得ます。

  2. 商標出願前の商談で商談先にネーミングを教えてしまう

    特に外国企業との代理店交渉で先方にネーミングを教えてしまうと、先取り出願されて代理店交渉の主導権を相手に握られてしまう危険性があります。

    通常の交渉では、商品やサービスの技術的優位性をベースに代理店交渉が行われるでしょうから、ネーミングやロゴが直接商談に関連しないのであればブラックボックス化して商談を行うことをお勧めします。

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