商標について知る

商標について教えます!

  • 商標法上の「使用」とは 商標制度について
    商標権者は登録商標を指定商品・役務について独占的に「使用」する権原を有しますが、この「使用」とはどういうことでしょうか。 商標法第2条第3項各号によれば、下記の通り規定されています。 商品又は商品の包装に標章を付する行為 商品又は商品の包装に標章を付したものを譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しのために展示し、輸出し、輸入し、又は電気通信回線を通じて提供する行為 役務の提供に当たりその提供を受ける者の利用に供する物(譲渡し、又は貸し渡す...
  • 商標登録できない理由 商標制度について
    商標出願は、申請すれば必ず登録される訳ではありません。出願商標に不登録事由がある場合には登録されません。 では、不登録事由はどのようなものでしょうか。 主な不登録事由をご紹介いたします。 識別力のない商標 商品・役務の普通名称慣用されている名称記述的な表現ありふれた氏又は名称極めて簡単、かつ、ありふれた標章その他、商品・役務を識別できないもの あわせて確認 「識別力のない商標」 https://www.スマート商標.com/about/...
  • 商標出願における補正とは 商標制度について
    商標出願における補正には、「商標の補正」と「指定商品または指定役務の補正」があります。 補正が認められるためには、補正内容が「要旨変更」に該当しないことが必要となります。 商標の補正の場合、願書に記載した商標を補正するのは原則として「要旨変更」に該当してしまいます。 <例> ① 商標中の文字、図形、記号又は立体的形状を変更、又は削除すること ② 商標に文字、図形、記号又は立体的形状を追加すること ③ 商標の色彩を変更すること ただし、...
  • 拒絶査定不服審判とは 商標制度について
    出願後の特許庁の最終的な審査結果は「登録査定」と「拒絶査定」の二つに分かれます。 「登録査定」というのは、審査合格を意味するので問題ありませんが、「拒絶査定」というのは、最終的に審査不合格を意味します。 この「拒絶査定」という行政処分に対して、不服を申し立てるのが拒絶査定不服審判となります。 例えば、「出願商標が先行登録商標と類似するので登録できない」といった拒絶査定がなされた場合、先行登録商標と出願商標の類否を争うために拒絶査定不服審...
  • 新しいタイプの商標の保護制度が始まります 新しいタイプの商標
    平成27年4月1日より新しいタイプの商標の保護制度が始まっています。 これまで商標として登録し保護することができなかった色彩のみからなる商標、音商標などについて登録をすることができるようになりました。 新しいタイプの商標とは 新たに商標の登録ができるようになったものは、次の5つのタイプです。 動き商標文字や図形等が時間の経過に伴って変化する商標(例えば、テレビやコンピューター画面等に映し出される変化する文字や図形など)ホログラム商標文字...
  • 標準文字制度について 商標制度について
    <標準文字制度とは> 「標準文字」とは特許庁長官が指定する文字のことをいい(商標法5条3項)、「標準文字制度」とは、「標準文字」によって商標出願することができる制度をいいます。ここで重要なのは、「標準文字はフォントを問わない」ということではない!ということです。実際には、標準文字といえどもフォントはあり、それは明朝体に似たフォントとなります。 標準文字出願の制度は、わが国商標制度が先願主義を採用するため、従来、書体の決まらない段階でゴ...
  • 二段書商標について 登録後、商標の使用注意点
    <二段書商標とは> 文字からなる商標(文字商標)のうち、一の語と他の語を2段に書してなる商標を俗に「二段書商標」と呼んでいます。 <二段書商標の例> <二段書商標の必要性> 二段書商標による出願理由はケースによって様々ですが、一般的に振り仮名による二段書商標には積極的な理由があります。それは一の語の称呼を他の語によって特定するということです。 例えば、「Buono!」(イタリア語で「おいしい」の意味。「ボーノ」と読む。)という商標の出...
  • 商標登録する意義 商標制度について
    1.「商標」について 「商標」の定義 [商標法第2条第1項] 「商標」とは、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合(以下「標章」という。)であって、次に掲げるものをいう。 一. 業として商品を生産し、証明し、又は譲渡する者がその商品について使用をするもの 二. 業として役務を提供し、又は証明する者がその役務について使用をするもの(前号に掲げるものを除く。) 「商標」とは、事業者が、自己(自社)...
  • 商標登録 先願主義 商標制度について
    1.「先願主義」について [商標法第8条第1項] 同一又は類似の商品又は役務について使用をする同一又は類似の商標について異なった日に二以上の商標登録出願があったときは、最先の商標登録出願人のみがその商標について商標登録を受けることができる。 [商標法第4条第1項第11号] 当該商標登録出願の日前の商標登録出願に係る他人の登録商標又はこれに類似する商標であって、その商標登録に係る指定商品若しくは指定役務(第六条第一項(第六十八条第一項にお...
  • インターネットサイトの商標 新しいタイプの商標
    事業を行うにあたって、インターネットを活用する重要性は非常に高まってきており、インターネット上では多くのインターネットショップ、各種情報提供サイトが展開され、その他、各社により様々な種類・形態のサービスが提供されています。 このようなインターネットを利用した事業を行うことを考えた場合、ウェブサイト上にインターネットユーザーの注意を引く様々な目印となる言葉やマークを表示することがあります。 また、インターネットウェブサイト、情報提供のため...

ビジネス役立つ
商標登録情報

書籍紹介

もうけを生み出す中小企業の知財戦略

中小企業は独自の技術やアイデアをもっと活せば大企業と渡り合える
様々な成功事例をもとに知財からもうけを生み出すポイントを解き明かす。